剣道初心者が最初に覚える技
面・小手・胴の打ち方と順番。まずは「面・小手・胴」の3つ、打つ場所と覚える順番を整理しました。
剣道の技は、打つ場所で考える
剣道で一本になる打突部位は、面(頭)・小手(右手首)・胴(右の脇腹)・突き(喉)の4か所です。技の名前の多くは、この打つ場所に「どんな状況で打つか」をつけたものです。たとえば「小手→面」は小手を打ってから面を打つ技、「出小手」は相手が出ようとした瞬間の小手です。
初心者はまず、打つ場所ごとの基本の打ち方(面・小手・胴)を身につけるのが近道です。突きは危険を伴うため、基本ができて、指導者のもとで稽古できる段階になってから覚えます。
最初に覚える3つの技
どれも3Dアニメで、横から・打つ人の視点から・受ける人の視点から確認できます。まず面、次に小手、最後に胴の順がおすすめです。
面
めん
真っすぐ振りかぶり、相手の正面を打つ最も基本の技
★☆☆初級
詳しく見る →小手
こて
相手の右小手を、小さく鋭く打つ
★☆☆初級
詳しく見る →胴
どう
相手の右胴を、刃筋を立てて斜めに打つ
★☆☆初級
詳しく見る →① 面:すべての基本
真っすぐ振りかぶり、真っすぐ振り下ろす動きが、ほかの技の土台になります。構え・振りかぶり・踏み込み・残心がすべて入っているので、最初に覚える技です。
② 小手:小さく、速く
面より振りかぶりを小さくし、手首を狙って鋭く打ちます。面で覚えた「真っすぐ打つ」感覚をコンパクトにした技です。
③ 胴:斜めに刃筋を通す
面・小手と違い、竹刀を斜めに振り抜きます。刃筋(竹刀の向き)を意識する練習になります。
3つに慣れたら:二段の技へ
面・小手・胴が打てるようになったら、続けて2回打つ「二段の技」に進みます。一本目で相手を動かし、空いた場所を打つ考え方を学べます。
小手 → 面
こてめん
小手で相手の手元を動かし、空いた面を続けて打つ
★★☆中級
詳しく見る →小手 → 胴
こてどう
小手で相手の手元を上げさせ、空いた胴を打つ
★★☆中級
詳しく見る →そのほかの技(払い技・出ばな技・引き技・応じ技など)は、技の一覧から選べます。
どの技にも共通する、初心者が意識したいこと
気剣体の一致
声(気)・竹刀(剣)・体と足(体)が同時に決まって、はじめて一本になります。打った瞬間に踏み込む足と声をそろえる練習をします。
打った後の残心
打ったあとも気を抜かず、相手に備える姿勢と心構えが必要です。「打って終わり」にしないことが、一本の条件になります。
竹刀の打突部(物打ち)で、刃筋を通して打つ
竹刀の先の方(物打ち)で、竹刀の向きと打つ方向をそろえて打ちます。当たっただけでは一本になりません。
それぞれの言葉の意味は、用語解説で確認できます。
よくある質問
- 剣道の技はいくつありますか?
- 全日本剣道連盟の「剣道試合・審判規則」で定める有効打突は、打突部位(面・小手・胴・突き)への打突です。技の分類としては、しかけ技(一本打ち・二段技・払い技・出ばな技・引き技など)と、応じ技(抜き技・すり上げ技・返し技・打ち落とし技)があります。
- 初心者は何から練習すればよいですか?
- 構えと素振り、足さばきを覚えたうえで、面→小手→胴の順に打ち方を覚えるのが一般的です。このサイトの3Dアニメで動きの流れを確認してから、実際の稽古で指導者に見てもらってください。
- どうすると一本になりますか?
- 気剣体が一致し、竹刀の打突部で、刃筋正しく打突部位を打ち、残心を示すことが条件です(有効打突)。各技のページで、一本になる条件とならない理由を解説しています。